良い母親になる
私の将来の夢は「良い母親になること」です。
これって結構『えっ…?夢だよ??自分の夢』って聞き返されてしまうんですよね。
けど、「母親になる」って誰もが出来るのに凄く難しい事だと思うのです。
自分が思う「良い母親」と子供が思う「良い母親」にズレがあると、今流行りの
『毒親』
になってしまいますよね。
子供を愛してる!って思い込んでいるだけで結局は自己愛の塊だったり
自己満だったり…
中には育児放置してる人もいるぐらいですから…。
でも、「良い母親」ってなんだろう??
と何年も試行錯誤を繰り返して、たどり着いたのが
「子供に寄り添える存在」
じゃないのかなぁ。と。
私の両親は仕事が死ぬほど忙しくてほとんど家にいませんでした。
だから祖母に育てられたのですが、祖母は呪文のように
「あんたのためよ。あんたのために働いてるお父さんとお母さんに感謝しなよ。ワガママ言ったらだめよ」
と毎日言い聞かせてきていました。
実際、家族のために(お金のために)働いてくれているしそれは理解していました。
お金に困ってなかったし、生後2ヶ月からそんな感じだったので寂しいとか思わなかったですし、それが普通でした。
私の下には妹と弟が居るのですが、面倒見るのも当たり前でした。
ただ、何かあればとにかく私が叱られていたのでその頃から親に対して
不満のようなものがあったのだと思います。
親に相談なんてした事なかったですし、学校の話も、進路相談さえした事ありません。
ただ、親はお金を出すだけです。
何故か自由なのに自由じゃない。早く逃げたい。
という感覚に襲われるようになっていました。
20歳の時に家を出て結婚しました。
相手は私と同じ感覚を持っていたので二人で自由になりたかったのだと思います(笑)
4年後私は母親になります。
その時、育児ノイローゼになり親子が何なのか分からなくなりました。
「私もきっと子供を放置して働くんだ」
と思っていたのに違う感情が襲って来たのです。
「可愛い、可愛い、誰にも預けたくない。愛してる」
私の頭の中はパニックになり、子育てが物凄く怖くなったのです。
色々あったのですが最終的には
「貧乏だけど子供に寄り添える家庭」
を作り上げています(笑)
私はスーパーなママじゃないのでどちらかしか出来ません。
相手に寄り添うって自分に余裕がないと出来ない事だと思います。
自分に余裕を作ってあげるためにはバリバリ働くことが出来ない私。
でも、子供たちに幸せかどうか聞くと「毎日楽しい!パパもママも好き」
と言ってくれるので夢は叶いそうかな~と思っています。